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真夏の日焼け対策とスキンケア

じりじりと焼けるような日差しの強い日が続いていますが、熱中症対策と同じくらい日焼け対策は夏場のお子さんにとって非常に重要です。今回は、日焼けの対策と日焼けをしてしまった後のスキンケアについて、わかりやすくご説明いたします。

 

日焼けの影響

お子さんの肌は大人に比べて薄く紫外線のダメージを受けやすいため、注意が必要です。

 

皮膚への影響

紫外線のダメージは、肌が赤くなったり痛くなったりという今の状態だけでなく、将来の健康にも大きく影響します。

小さいうちから紫外線を浴び続けると、しみやしわといった皮膚老化を早めてしまいます。また、紫外線は白内障や角膜炎、翼状片など目の病気のリスクも高めます。

 

免疫力への影響

紫外線は皮膚への影響だけでなく、免疫機能の低下も引き起こします。

免疫力が正常な皮膚は、ガン細胞が発生しても異物とみなして排除しますが、紫外線により免疫力が低下した皮膚は、ガン細胞を排除できずに増殖させてしまいます。結果として日焼けが皮膚ガンを起こしやすくするのです。

 

真夏の日焼け対策

日焼け対策には以下のポイントを押さえましょう。

 

・時間帯に注意

午前10時から午後3時頃に紫外線量はピークになります。

可能な限りこの時間帯は長時間の外出を避け、屋内で過ごす計画を立てましょう。

 

・肌の露出を減らす

長袖シャツや長ズボン、つばの広い帽子など肌を覆う衣類を選びましょう。

紫外線を反射しやすい淡い色のものやUVカット素材の衣服も効果的です。

 

・日陰の利用

直射日光を避けて、できるだけ木陰や屋根のある場所で遊びましょう。

日陰が無い場所では、日傘やパラソルなど日陰を作ることができるアイテムの活用もおすすめです。

 

・日焼け止めの使用

日焼け止めは生後6か月ごろから使用できます。子ども用の低刺激のものを選びましょう。

日常生活ではSPF15~20、PA++を、海や山など紫外線が強い場所ではSPF20~40、PA++~+++が目安です。汗や水で落ちにくいウォータープルーフのものを選んだり、こまめに塗り直したりしましょう。

 

日焼け後のスキンケア

日焼け対策をしても夏の強い日差しの中では日焼けをしてしまうこともあります。

日焼けをした後は正しいスキンケアが大切です。

 

・冷やす

日焼けした肌は軽いやけどを負った状態です。

まずは冷たいタオルや保冷剤などを肌にあてて、痛みや腫れを和らげます。

 

・保湿

日焼けによって肌がいつもより敏感になっています。

保湿クリームをしっかりと塗り、乾燥を防ぎましょう。

 

・水分補給

日焼け後は体内だけでなく、肌も水分を失っている状態です。

日焼け後の水分補給は、脱水予防と肌の回復に役立ちます。

 

受診の目安

日焼けで次のような症状が見られる場合は、迷わず小児科を受診しましょう。

 

・強い痛みや腫れ

・水ぶくれや化膿

・発熱や全身のだるさ

・目や口の中に腫れや痛みがある

 

特に小さなお子さんの肌は大人に比べて薄くデリケートなため、大人よりも強く紫外線の影響を受け、日焼けの症状が重く出てしまう可能性もあるため注意が必要です。

軽度の症状でも改善しない場合や不安があるときは、小児科へご相談ください。

 

 

紫外線はお子さんの肌にとって大きなダメージを与えます。日頃から日焼け対策を行い、日焼けしてしまったときはしっかりとケアしましょう。日焼けのアフターケアや日頃のスキンケアについてもお伝えいたしますので、不安なことや気になる症状がありましたら、どうぞお気軽に当院にご相談ください。

 

 

#日焼け #紫外線 #日焼け止め #赤み

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